セミリタイア生活

家族はセミリタイアをどう思うか~会話実録~

家族会話

こんにちは!ジギゴロです!
私が会社員を辞めてセミリタイアする事について
家族と会話した時にどのようなやり取りがあったのかを
今回お話したいと思います。
竜の頭(=💰)を取ってきた戦士の、魂の交渉⁉️

会社員を辞め、独立して事業を起こし生きていく事自体が、
日本の現代社会では、まだ少数派で理解されていない生き方ではないでしょうか。

さらには、今までの仕事の延長線上の独立でもなく、
今まで築いてきた給与収入や社会的信用を一度リセットするような
セミリタイアとなれば、貯金の切り崩しで十数年分あったとしても
はいわかりましたとすんなり受け入れてくれる家族は少数派かと思います。

我が家は妻と小学生の娘と園児の息子の4人家族で暮らしています。
私の実家、妻の実家それぞれ両親は健在で、兄弟もいます。
それぞれに私が会社員を辞め、このような生活をする事は正直に伝えており、
その時の会話について備忘録的に記しておきます。

私がセミリタイアした理由については別記事をご参照下さい。

この話が、セミリタイア家族の1つの例として、皆さんの何かしらの参考になれたら幸いです。

私『どうしよう出世のやる気が失せた!』
妻『異動?転職?』
私『どっちも1からだと勉強と残業が多くなる』
妻『資産はあるし、私を手伝えば?』
私『は、はい』

意外にもすんなりでした😆
むしろ逆プロポーズされたといっても過言ではありませんね笑

もちろんこの会話の前後にも様々な会話がありました。
☑️新しい職場に異動して3年経ち、やっと職場の人や業務に慣れてきたのに、
また異動や転職となるとその環境に慣れるまで同じ期間かそれ以上に
自主勉強や残業含めた多くの業務を行い、周りに追いつく必要がある。
☑️出世できたとしても、給与が大して上がることもなく、
やりたくない仕事をやらされ、責任だけが上がり業務量が青天井になる。
☑️異動や転職したとして、人間関係ガチャは存在する。
それは、今我が家が目指したい方向ではないことを共通認識していました。

また、我が家夫婦は資産以外にもセミリタイアする土台ができていたと思っています。
その土台は下記3つです。

1.資産形成を夫婦でしている。
2.妻が個人事業している。
3.夫がフリーだと役立つ。

1.資産形成を夫婦でしている。
我が家は夫婦互いの資産を結婚当初からオープンにしており、
資産形成の知識についても一緒に試行錯誤して学び、
お互いにそれぞれ自分たちの事業について勉強や挑戦もしてきました。
もちろんセミリタイアやFIREする条件、その後の生活スタイルについても理解しています。
資産形成において、お互いに同じベクトルを向いていたことは、
私が会社員を辞めることに対してかなり有利に働いたと感じています。
これだけでも資産を築いた時点でセミリタイアするのには十分だったかもしれません。

2.妻が個人事業している。
前途したセミリタイアした理由の記事にもある通り、
我が家の妻は主婦から0→1の起業を成し遂げています。
私も妻の事業を応援しており、家事育児の分担や効率化も求め、
学童や幼稚園の延長保育を利用していました。
それでも共働きでの家事育児は我が家ではハードモード。
さらに妻の事業も起業したばかりで踏ん張りどころ。
私も土日での対応や月2回程度その為に有給を取り、妻の事業も手伝っている中、
発達の遅れを懸念していた息子が幼稚園で問題を頻発するようになってきました。
時間が欲しいと夫婦で強く感じていた状況でした。

3.夫がフリーだと役立つ。
家事育児や妻の事業を手伝うことは前途の通りで、
さらに良くある話かもしれませんが、妻はペーパードライバーなので
子供達の病院の送迎や事業で遠方に行く等の距離の制約に悩みがありました。
家族の為に私が仕事を調整し、遅刻早退や有休取得し
ドライバーなど対応していたことは言うまでもありません。
(それが会社の古い体質の方々に目を付けられる要因の1つでもありましたが)

それでも、セミリタイアするハードルとして世間では
一番苦慮する妻の理解について
我が家では妻の方がウェルカムになっていたことは最大の強みでした。

子供達

私『パパ会社辞めてママの仕事手伝うよ』
娘『そーなんだ、ママ大変だもんね!わかった!』
息子『テレビ見たいー!』

小学校低学年の娘には、パパが会社を辞めるというのは難しい話かもしれません。
年少の園児にはさらに難しい話です。
そんなよくわからないことで時間取るなと思っていますね。
なぜ会社に行くのか、なぜ働くのか、なぜお金が必要なのか、
大人になった私でさえよく理解できずになんとなく生きていたのですから。
子供達には成長していく過程でその都度、話していければと考えています。

でも、娘は私が会社を辞めた直後に、ふと聞いてきました。

娘『パパなんで会社辞めたの?』
私『やりたくない事したくないでしょ?』
娘『確かに!でもなんで会社があるの?』
私『一人じゃできない事する為だよ』
娘『それって何?』
私『例えばこのスマホ作るとかね』
娘『へぇ会社って凄い』
私『やりたい事次第だよね』
娘『自分がやりたい事が大事なんだ』

私の父親は会社員、母親は専業主婦とパートの家庭で育ちました。
親からは、会社員の方が良いと言われて育てられ
それに対し、私自身も特に疑問を持ちませんでした。
それ以外の働き方があることも認識できていなかったからかもしれません。
親戚にも先代から後を継いだ自営業の方はいますが、
自分で独立して個人事業をしている人や会社を経営している人はいませんでした。

私は今、子供達が会社員になることを良いとも悪いとも思っていません。
私自身は会社員時代が全て嫌な思い出だったわけではありませんし、
私が会社で学んだ多くのスキルや考え方は、
個人になった今後も大きく役に立つものだと思います。
しかしながら、今後の社会を生きるのに会社員の経験が必ずしも必要とは思いません。
人生には限りがあるので、何かに時間を費やした分だけその人の個性はできます。
未来の正解はわからないので、会社員だろうがフリーだろうが
どちらからスタートしても、途中で変えても、それがその人の個性だと思います。
国は労働者をつくることで国を成立させているので、
学校教育で教えられることは、立派な労働者=会社員をつくることを
前提とした内容であることは、これからも変わらないと考えています。
ならば、個性は少数派に寄っていた方がネタが豊富で面白いという強みもあります。

少なくとも私は会社員とフリーな生き方のどちらも経験するので、
子供達にどちらの生き方も教えることができることは間違いありません。

自分の実家

私『退職するわ』
母親『え、転職?』
私『妻の事業手伝って自分も事業する』
母親『ふーんあなた達だから大丈夫でしょ?そんなことよりLINE画像保存ってどうやるの』
私『それは画像触ってから…』

LINE画像>息子退職
なので、特に気にしていませんでした😅

もちろん事前に様々な内容は話していました。
妻に自由な時間を与える為に、
私は子供達だけを連れて車で片道2時間の距離ですが、
実家によく帰宅し話す機会があったことがプラスになったのかもしれません。
それこそ、投資やセミリタイアについても当初から話しており、
実家の無駄なサブスクの解約も手伝うなど自分のマネーリテラシーを主張し、
我が家がマイホームを売却して投資に回して資産を築いたことも知っています。
妻が起業して家庭が忙しい状況や息子の発達の遅れ、
会社の異動先が最悪で辞める可能性があることも話していました。

父親は会社員として定年退職していており、家では寡黙寄りですが、
営業経験が豊富だったこともあり多くの人の人生を知っていることや、
本や勉強する事は趣味のようなので、
自分なりに投資やセミリタイアについて情報を集め、
私のことを親戚に説明できるレベルだったことも恵まれた環境だったかもしれません。
母親は持ち前のポップさでいうことはありません。
私には兄がおり、非常に仲は良く『また面白いことするよね』と伝えた時には笑っていました。
身内ブロックは一切なく、むしろ私の𝕏を定期的に覗いてくれていたりもします🤣

妻の実家

妻『3月末で旦那が退職するの』
妻の母『え、そうなの?』
妻『資産はあるし、しばらく大変だから
  私の事業も手伝ってもらうけど、自分でも事業したいらしい』
妻の母『なるほど。頑張ってね!』
妻『はーい。それじゃまた~(☎ガチャ)』

こちらもまたあっさりでした。
ただこの会話で分かるように
私自身は妻の実家と話はまだできていないので
内心はドキドキしています😅

転勤する前は妻の実家の近くに住んでいたのですが
転勤した今では距離が遠くなってしまい話す機会が少ないのもありますが、
妻と妻の両親の間には不可侵領域が存在?しているようです。

それに甘え過ぎず、頃合いを見て直接伺って今度お話できればと考えています。

さいごに

人の人生や家族は十人十色なので、
この話が皆さんの参考になったかはわかりませんが
私の身内への説得はイージーモードだったと思っています。
自分の性格なのか、周りに救われているのか、運が良かったのか、私自身はわかりません。
少なくとも私が思っていた身内ブロックは想定より低いものでした。
もしかしたら皆さんが同じようにセミリタイアするとき、
身内ブロックは思っているより高くはないかもしれませんね。

さいごまでお読み頂きありがとうございました!

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