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セミリタイア家族の生存戦略~資産推移シミュレーション~

2024年5月17日

生存戦略

こんにちは!ジギゴロです!
ギリ30代夫婦、小学生と
園児の子供2人の4人家族が
低資産でもセミリタイアして
生き残れるか?
今回シミュレーションを
してみます!

我が家の妻は十数年前の結婚を機に
会社を退職済みで、
私も2024年3月に会社を退職して
セミリタイアしました。

妻は主婦でしたが昨年起業し
個人事業主にジョブチェンジした為、
攻守逆転し、私は家事育児を行う主夫?
もしくは
妻の事業も手伝うので妻畜(めちく)
と言ったところでしょうか。

我が家の資産は
5,000万円(2023年11月退職決意時点)
です。
億り人になるまで待てずに
この低資産で会社に縛られず
自由にやりたい事で生きていこうと
セミリタイアを決断してしまった
4人家族は無事生き抜くことは
できるのでしょうか?

そんな我が家の命運を占ってみましょう!

資産収入

まずは収入を考えます。
資産収入とは、
資産から得られる収入のことを言います。
不労所得のことです。
具体的には銀行利息、株式の配当金、
不動産賃貸料、株の売買差益などです。

我が家は資産のほとんどを投資信託の
インデックス投資で大人気商品の
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
通称オルカンに投資しています。

その理由は、銀行預金の金利水準だと
年0.001%しかありません。
最近は日本のマイナス金利も終わり
多少よくなったかもしれませんが、
オルカンだと、過去5年間の平均利回りは
約年17%です。17,000倍だからです。

出典:SBI証券『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』

1,000万円を預けたら
銀行は1年で100円、
オルカンは1年で170万円増えます。
もちろん株式投資であり、
暴落するリスクがある為、
今は結果的に右肩上がりしているだけの
可能性も大いにあります。

数ある投資商品の中で
オルカンを選択しているのは
お金を預けてほったらかしにするだけで
良い投資信託なのに
手数料が最安級に低い。
オルカンの信託報酬は0.05775%です。
大きな資産を長期投資する場合、
手数料の安さが福利の力を最大限にします。
また、他社から似た商品値下げがあっても
過去4回追従した信頼もあります。

出典:三菱UFJアセットマネジメント『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』

他商品で似た米国優良株の
S&P500もありますが、
今後10年は米国より
全世界が伸びる株式年利予想もあります。


出典:Vanguard 『Market perspectives Oct 25,2023』
※黒い破線の囲みは米国株式、赤い囲みは全世界株式(除く米国)

未来のことは誰にもわかりませんが
米国に預けるか、全世界に預けるか
それは個人的な気持ち次第です。

資産の取り崩し率は4%の定率で見ます。
俗に言う4%ルールです。
4%ルールは、資産を株や債券に投資し、
その資産を1年間に4%づつ定額で
取り崩した場合でも
資産が残る確率は95%あり、
残るどころか資産が増加する可能性が高い。
その為、4%が支出を超えれば
それだけで生活が成り立つというもの。

1998年の米国トリニティ大学の教授らの
研究結果である
通称『トリニティ・スタディ』を
元にしています。

出典:Philip L. Cooley他『Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable』

元になる研究結果は20年前のものですが、
現代もその研究結果から多くの
追加研究もされています。

出典:Early retirement now

4%ルールは米国で研究されたものなので
下記注意点があります。
・対象の株式はS&P500、債券は米国債。
・インフレ率想定が今の日本と異なる。
・社会保険料や税金が異なる。 等

私としては、4%ルールはあくまで
目安でしかないと考える為、
その点は今回は無視します。
インフレ率はその時の時代の流れもあり
読み切れません。
一物一価の法則で国が違っても
価格は収束することもある。
税金等も新NISAができ
税制優遇されたかと思えば、
金融所得に応じた社会保険料が
課せられる可能性もある。
前途したようにオルカンの
過去5年間の平均利回りは約年17%なので
私個人的には暴落を経験していないからか、
4%でも確率的には安全側だと考えています。

資産収入の計算は、
年度頭が5,000万円だとしたら
4%をかけた金額の200万円が次年度の収入
になるという計算です。
ちなみに定額ではなく、
定率での取り崩しとしたのは
定率のほうが資産が残る可能性が高く、
不足分は労働収入を考えている為です。

労働収入

労働収入の我が家の目標は
世帯年間所得240万円です。
セミリタイアしたのだから
遊んで生きていくのも魅力的ですが、
その自由な時間を使って
初期費用の掛からない事業であれば、
何度でも挑戦できます。
やりたい事で稼ぎ、彩ある人生にする方が
魅力的だと考えています。
夫婦でお互いの事業が月10万円と
なることを目標に置き、
昨年起業した妻の事業が
3年後までに月10万の年120万円到達。
夫の事業は後追いで
次の3年で同じくらい育つか、
もしくは妻の事業がさらに育って
年240万到達し以降継続させると
過程します。
ちなみに夫の事業は
今のところは何もありません。
妻を見習って、今の趣味が芽吹けばいいな…

児童手当

児童手当も大事な収入です。
我が家の子供たちはどちらも3歳以上なので
1人あたり月1万。
子供が中学卒業までですが
しばらく年間24万円入ります。
子供たちの口座が潤っていくのは
ありがたい!

出典:内閣府『児童手当制度のご案内』

税金保険料

今度は支出を考えます。
国民年金保険料は
現在1人月16,980円(2024年4月~)です。
夫婦で年間41万で見ます。

所得税、住民税は
所得や住む場所などで変わるので
個人事業シミュレーションで算出し、
所得税は年間0~8万円
住民税は年間0~16万円で見ます。

国民健康保険はこれも
所得、住む場所などで変わるので
国民健康保険計算機で算出し、
保険料は6〜27万円で見ます。
退職初年度は扶養家族が多いこともあり
任意継続保険を選択した前提とします。

退職初年度は会社員時代の所得が
適用されるので
その数値で出た合計の111万円とみます。
退職初年度の収入0でこの金額が
引かれるのは厳しいですね…

またこれらは減免制度があるようですが、
今回は全て一旦なしで考えます。
自治体次第なので対象となるか
現時点不明な為、なしで統一します。

生活費

我が家の基礎生活費は、
月20万の年間240万円で見ます。

これは我が家の直近2年間の
月支出の平均値です。
なので車検や年1払いのサブスクなども
含まれています。

ざっくり直近の生活費を分類すると
我が家はこの中に子育て費も
入っているのですが、
今後のインフレや引越し等の
可能性もあるので多めにして確認します。

ちなみに全国平均の4人家族の生活費は
月41万、年間でほぼ500万円のようです。
『家計調査』にある住居は持家世帯では
”なし”も多く含まれる為、
平均値があり得ない数値(約月17,000円)と
なっています。
持家率86%ということはわかるので、
『住宅市場動向調査』から
住宅ローン返済額の平均にて
4人家族全国平均の
生活費の値を出しています。

出典:総務省統計局『2022年度家計調査家計収支編総世帯(表番号4)』
出典:国土交通省『令和4年度住宅市場動向調査』
出典:総務省統計局『平成30年住宅・土地統計調査』

子育て費

我が家の子育て費の支出合計は、
1人2,170万円、2人で4,340万円で見ます。

子育て費は一般的に教育費と養育費が
あると思います。
内閣府の『子育て費用調査』の項目を
参考にして分類すると
教育費は
学校教育費、学校外教育費、学校外活動費
養育費は
それ以外の項目として分けて見ます。

教育費:学費、通学費、受験費、塾や習い事など

養育費:食費、衣服生活用品費、医療費、保育費、預貯金保険、お小遣いなど

出典:内閣府『平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査』

また、私立と公立で費用の差が大きいので、
我が家の前提では、
試験を伴わない小中では公立。
高校は入学試験が必要である為、
金額の高い私立。
高校卒業後は金額の高い
大学の私立を想定しました。

ざっくり計算すると、
全国平均では子供一人あたり
教育費は1,230万円、
養育費は2,080万円になり、
合計で3,310万円となります。

出典:内閣府『平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査』
出典:文部科学省『平成30年度子供の学習費調査』
出典:日本学生支援機構『平成30年度学生生活調査』

しかしながら、
今回我が家は既に小学生と園児がいて
もう掛からず想定できるお金と、
内訳を見ると子育て費として
不要の項目もあり
我が家の実績値と予想を元に
多少見直しをかけた数値にて計算します。
教育費は1190万円、
養育費は980万円となり、
養育費が1000万以上減りました。

それでもまだ中学以降の費用は
削減余地がありますが、
今回は本数値にて計算します。
今後さらに精査して
アップデートしていきたいと考えています。

試算結果

今まで出した数値で試算して見ます。
結果は下記となります。

・資産は退職時点で約500万円ほど
増えグラフは約5500万円スタート。
・資産増減は左側の数値と
ピンク色の折れ線。
・収支増減は右側の数値で、
黄色が資産取崩し収入、
青色が他収入、橙色が支出。

子供達が両方大学卒業後の
残りの資産は2,500万円で
その後増加する結果
となりました。
この結果を夫婦で確認したことで、
退職する意志が高まりました。

さいごに

今回の我が家の資産推移シミュレーションは
いかがでしたでしょうか?
まだまだ甘い部分があるかと思います。
今後、税制改正や実績等で
変化はあるのでアップデートを
していきたいと考えています。

さいごまでお読み頂き
ありがとうございました!

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